特集:中国 ゾンビと政争
◇構造改革は絵に描いた餅
◇「新過剰」候補の10分野
松本惇/藤沢壮(編集部)
中国・上海市で、日本企業の駐在員が高級賃貸マンションを追い出される事態が相次いでいる。
ある大手金融機関の40代の男性駐在員は浦東地区の最高級賃貸マンション「東桜花苑」に家族4人で住んでいた。赴任した2012年当時、広さ約100平方メートルの2LDKで家賃は月額約4万元(60万円)。日本人学校や日系スーパー、オフィス街も近く、日本人には大人気だった。
その後、マンション価格が高騰し、今年に入ってオーナーだった米国人投資家が中国企業に売却。新オーナーの意向で賃貸から分譲に切り替えることになり、賃貸契約の更新ができなくなった。
ピックアップ
経営者:編集長インタビュー
◇障害があっても幸せな社会に
Interviewer 金山隆一(本誌編集長)
LITALICO(以下、リタリコ)は、障害者の支援をビジネスとして実現する日本唯一の上場会社だ(2016年3月上場)。内閣府の『平成28年版 障害者白書』によると、日本にいる障害者は860万人。一方、障害者の労働者数は、36万6000人にとどまる。
リタリコは、障害者の就労や学習支援を通 して、この課題に取り組む。
ワシントンDC
◇トランプ氏の発言攻撃
◇今度は有権者登録へ矛先
堂ノ脇伸
(米州住友商事会社ワシントン事務所長)
共和党全国大会を経て正式な大統領候補に選出されたにもかかわらず、あらゆるものを攻撃対象としたドナルド・トランプ氏の過激な発言は鳴りを潜めることなく、引き続き各所で物議を醸している。