(写真)左から、日本電気の遠藤会長、損保ジャパン日本興亜ホールディングスの櫻田社長、馳文部科学大臣、ANAホールディングスの片野坂社長
経済界からもアンバサダーに就任
2020年に向けた画期的国際会議として期待
7月19日、東京都千代田区の文部科学省で、「スポーツ・文化・ワールド・フォーラム アンバサダー」の就任式が行われた。
同フォーラムは、日本で2019年にラグビーワールドカップ、2020年に東京オリンピック・パラリンピック、2021年に関西ワールドマスターズゲームズが開催されることを見据えたキックオフイベント。
観光とも連動させ、スポーツ、文化、ビジネスによる国際貢献や、有形・無形のレガシー等について議論し、情報発信をしながら国際的に機運を高める狙いがある。フォーラムは10月に京都と東京で開催予定だ。
今回新たに経済界からアンバサダーとなったのは、ANAホールディングス社長の片野坂真哉氏、損保ジャパン日本興亜ホールディングス社長の櫻田謙悟氏、日本電気会長の遠藤信博氏、明治安田生命社長の根岸秋男氏、森ビル社長の辻慎吾氏ら5人。就任式には、片野坂氏、櫻田氏、遠藤氏の3人が出席し、馳浩文部科学大臣から就任状が授与された。
就任に謝辞を述べたあと馳大臣は、「経済界とも一体となり、『All Together!』でこの国際会議を豊かな社会づくりに活かしたい」と決意を表明。
片野坂氏は、「文化の発信という趣旨にわが意を得たりの思いがした。世界の人に日本を楽しんでいただき、経済の活性化にもつなげたい」と述べた。
(写真)フォーラムへの意気込みを語る馳文部科学大臣
櫻田氏は、「日本人の精神性や文化とテクノロジーが一緒になったとき、世界に示す新たなビジネスモデルができるのではないか」と話し、遠藤氏は、「2020年に向け、パブリックセーフティという領域でサポートしていきたい。スポーツ、芸術、経済が集う意義は大きい」と、フォーラムへの期待を示した。なお、明治安田生命の根岸氏、森ビルの辻氏の就任式も近日中に行われる予定。
「スポーツ・文化・ワールド・フォーラム」について詳しくは公式サイト(http://wfsc2016.mext.go.jp/)で紹介されている