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特集:2017 12技術103銘柄 2017年1月17日号

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2017 12技術103銘柄

 

2017年はこのテーマが来る!?

 

谷口健、大堀達也(編集部)

 

2017年の株式市場で急上昇する銘柄は──。

 

結論から言えば、IoT(モノのインターネット)分野のクレスコ、「フィンテック(金融とITの融合)」分野のラクス、自動運転分野のパスコ、「アグテック(農業のIT化)」分野の井関農機など、技術銘柄が“大化け”する潜在能力を秘めていそうだ。

 

アベノミクス以降の国内株式市場では、13年に再生医療、14年に水素、15年にウエアラブル端末、16年に第5世代(5G)通信など新技術がすかさず投資テーマに祭り上げられ、株価は上昇した。17年は、ここで選んだ12技術領域で例年以上に革新的な進歩が期待される。

 

今年の“大化け”銘柄はどれか。

 

今回の特集では、17年に事業化への道筋が付きそうな新技術を拾い上げた。人工知能(AI)やロボット、半導体、バイオ薬、ゲノム編集、宇宙など12の技術領域で、延べ103銘柄に上る。こうした技術銘柄は、独自技術に裏打ちされた底力がある。

 

株式市場は、ドナルド・トランプ氏が米大統領選挙で勝利して以降、日米欧で16年の年初来高値を更新するなど「トランプ相場」に沸くが、期待先行で急騰した反動から、急落リスクもはらんでいる。この銘柄群は、茫洋(ぼうよう)とした期待がいつはじけるか分からない「トランプ・リスク」への耐久力があるとも言える。

 

また、前述の4銘柄は、米国大統領選後の値上がり幅が、日経平均株価の値上がり幅より小さい。つまり、「トランプ相場の出遅れ銘柄」と言えるだろう。4銘柄だけでなく、新素材の開発を進める内装材大手の住江(すみのえ)織物、バイオ薬分野で新薬開発が順調なタカラバイオ、建設・インフラ分野で有望なライト工業も出遅れ銘柄に入る。(了)

特集全体の目次

2017年はこのテーマが来る!? ■谷口 健/大堀 達也

AI・IoT AIが管理するIoT工場が実用化 ■飯田 裕康

AI インタビュー 岡田 陽介 ABEJA社長

フィンテック 「チャットボット」で購買が激変 ■谷口 健

自動運転 新型GPSで高精度化 ■遠藤 功治

超小型EV インタビュー 鶴巻 日出夫 FOMM社長

ロボット 人と協働する「コボット」が活躍 ■西川 裕康

バイオ薬 日米政府指定の新薬開発が進展 ■和島 英樹

ゲノム編集 「クリスパー」の特許争奪戦 ■小林 雅一

半導体 IoTで省エネ半導体に需要 ■石野 雅彦

量子テレポーテーション インタビュー 古沢 明 東京大学教授

AR・VR 産業向けARの実用化が加速 ■和島 英樹

新素材 「着るセンサー」の事業化進む ■西田 貴夫

宇宙 民生技術で月と火星を再探査 ■杉山 勝彦

EMドライブ 宇宙船エンジンの可能性 ■松浦 晋也

農業 「アグテック」で高度化が加速 ■小林 大純

建設・インフラ 高速道路の大規模更新に商機 ■溝口 陽子

『週刊エコノミスト』2017年1月17日号

定価:620円(税込み)

発売日:2017年1月10日

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