まるわかり中国
直前ガイド共産党大会
◇絶大な権威得た習近平氏
◇経済への党支配も強化
5年に1度の第19回中国共産党大会が、10月18日からいよいよ開幕する。前回2012年の第18回党大会で最高指導者となった習近平総書記(国家主席)の2期目のスタート。1期目の5年間で高めた習近平氏の絶大な権威が、党規約の改正や人事などの形でどのように反映されるのかが大きな焦点だ。世界経済や国際政治で年々、存在感を高める中国の動向から、日本も無縁ではいられない。
00年代後半にかけて続いた中国経済の2ケタ成長が終焉するタイミングでトップに立った習近平氏。所得格差もジニ係数(1に近いほど格差が大きい)で危険ラインとされる0・5に近く、前回の党大会の政治報告では「亡党亡国」(党が滅び国が滅ぶ)と厳しい表現も並んだ。
〔スクープ〕
弁護士が極秘情報を事前入手
オリンパス再建に深く関与
2011年に発覚したオリンパスの巨額粉飾決算事件に際し、同社の再建シナリオに、弁護士事務所が大きな影響を及ぼしたことが、同社の内部資料で明らかになった。
(内部資料全49ページを掲載する本記事はこちら)
経営者:編集長インタビュー
吉井久夫 ダイニチ工業社長
◇「在庫持つ」経営で石油ファンヒーター日本一
── 家庭用石油ファンヒーターで国内トップです。
吉井 自慢するつもりは毛頭ないのですが、国内主要家電量販店の販売台数が10年連続1位で、シェアは50%を超えています。続きを読む