為替で読む世界経済
円高クラッシュが来る!
米孤立化で進むドル離れ
2月16日の東京外国為替市場で一時、約1年3カ月ぶりのドル安・円高水準となる1ドル=105円台を記録した。同日には財務省、日銀、金融庁による緊急会合が開かれ、浅川雅嗣財務官は会合後、「一方的に偏っている動きになっていると評価せざるを得ない。為替市場の動向はこれまで以上に緊張感をもって注視していく」と述べ、ドル安・円高の動きをけん制した。
為替の変調に先駆け、2月6日には日経平均株価が一時、前日比1600円超下落し、前日には米ダウ工業株30種平均が史上最大の下げ幅となるなど、世界株安となった。続きを読む