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週刊エコノミスト 2016年6月21日特大号

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 特集:トランプ円高が来る

 

 

◇米国第一主義が阻む円安

◇日本企業に想定外の逆風

 

大堀 達也/池田 正史(編集部)

 

 米連邦準備制度理事会(FRB)を見送る公算となり、ドル・円相場は円高に動いた。そして、さらなる「トランプ円高」が年末にかけ、日本を襲おうとしている。

 

 

             米国第一主義が阻む円安 


定価:670円(税込)

発売日:2016年6月13日

ピックアップ

経営者:編集長インタビュー

◇ガブリエル・ベルチ アストラゼネカ・ジャパン社長

◇研究開発重視、がん領域で新薬開発に挑む

 

 

── 売り上げが短期間で拡大しています。

ベルチ 2015年度の日本法人の売上高は3232億円(薬価ベース)で、国内製薬企業の売上高ランキングでは、12年の12位から16年第1四半期は7位まで浮上しました。主力の高脂血症治療薬「クレストール」、抗潰瘍薬「ネキシウム」などが好調だったほか、新薬も貢献しました。今後はがん治療薬の新薬も加わるので、売り上げ倍増を見込んでいます。

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ワシントンDC

◇イランとの取引再開

◇米政府が欧州銀に要請

 

会川晴之

(毎日新聞北米総局長)

 

 ケリー米国務長官は4月と5月の2回、欧州系金融機関にイランとの金融取引を再開するよう異例の要請をした。イランと長年、敵対関係にあった米国が、あたかもイラン“応援団”のような振る舞いを続けるのは奇妙に見える。

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