特集:投資が恐い人の資産防衛大綱
◇銀行任せでは守れない資産
「高すぎ」手数料に注意
桐山友一/丸山仁見
(編集部)
1月上旬、東京都内に住む40代の会社員男性の携帯電話に、取引銀行の担当者からのメッセージが留守番電話で残っていた。
「○○銀行××支店の△△です。年始のごあいさつでお電話を差し上げました」──。
男性は昨年1月、銀行の紹介で系列の証券会社に口座を開設。寝かせたままの預金を投資で少しでも増やそうと考えたものの、1年以上たっても手を出せないでいる。金融市場の変動があまりに激しく、投資のタイミングをまったくつかめないからだ。
ピックアップ
経営者:編集長インタビュー
◇小川 浩平 アジアグロースキャピタル社長
◇ブランド中古品リサイクル世界一を目指す
1915年に照明器具の製造・販売業として創立した「森新治郎商店」が前身。35年に森電機に改組後、M&A(合併・買収)を繰り返し、一時は不動産投資事業も行っていた。2012年にアジアグロースキャピタルに商号変更。13年に子会社化し軌道に乗せた大黒屋のブランド中古品リサイクル事業を中心に展開している。
── 足元の業績が好調です。
小川 16年3月期は売上高208億9400万円、純利益は4億3400万円を見込んでいます。利益のほとんどを大黒屋が展開する中古ブランド品リサイクル業で確保しているため、大黒屋を中心に事業を進めようと思っています。現在、国内に20店舗を展開しています。
ワシントンDC
◇サンダース氏が急浮上
◇接近戦に転じた民主党の指名争い
今村 卓(丸紅米国会社ワシントン事務所長)
11月の米大統領選に向けた民主党の指名争いが、無風から接戦に変わってきた。党内支持率で首位のヒラリー・クリントン前国務長官を2位のバーニー・サンダース上院議員が猛追している。